腸は超重要!あなたの腸は?前編
もうすぐ平昌オリンピック開幕ですね。
名前が一緒なので、心ひそかに高梨沙羅選手を応援しているのですが・・・。
結果はいかに?
「細胞のデトックス Sarah」代表の藤山 恭子です。
2018年に入ってすでに一ヶ月。
寒い寒いといっている内に日が過ぎてしまい、なんと今年最初の投稿になってしまいました。
そして突然「腸」の話ですが、これには深~い訳があります。
今や腸が大切というのは世の中の常識になりつつあります。
が、ある統計によると便秘に悩む女性は「時々」という回答を含めると45%にもなるとか。
便秘でなくても、毎年の様に風邪をひいたりインフルエンザにかかる方。
花粉の季節が来るのが怖い。
肌荒れが治らない。
アレルギーがある。
そういった事に思い当たる方は、腸内環境のバランスが崩れている可能性があります。
そう、「健康でいたい」「ハツラツとしていたい」「お肌を綺麗にしたい」「いつまでも若々しくいたい」。
それは全てあなたの「腸内細菌の育て方」次第です。
腸は第二の脳とも言われますが、免疫や伝染病研究の第一人者である藤田紘一郎氏に言わせると「脳はバカ、腸はかしこい」そうな・・。なぜなら、免疫細胞の7割は腸で作られていますし、脳の指令を受けずに自己判断で働く唯一の臓器だからです。
腸はただ単に吸収と排泄をしているだけでなく、私たちの美容と健康にとても深く関わっている臓器なのです。
私たちの体の中に腸内細菌は200~500種類以上、個数にして60兆~100兆個いるといわれており、重さにすると約1.5~2kgにもなります。
腸内細菌の理想のバランスは善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7の割合です。
その中で、善玉菌の役割は、
・腸内のPhを酸性に保つ
・感染の防御
・栄養の消化・吸収
・ビタミンの合成(ビタミンB群、K、葉酸など)
・煽動運動を即す
など、本当に大切な役割を担っています。
逆に腸内細菌のバランスが崩れると、肌荒れや老化。体重増加、アレルギー、ガン、糖尿病、うつ病、認知症などのリスクがUPすることがすでに解っています。
例えば、幸せホルモンと言われるセロトニンは脳には約2%しかなく、約90%は腸内にあります。ですから、うつは単純に心の病ではないという事ですね。
善玉菌の働きを示す例があります。
女性にとってとても大切な大豆イソフラボンを吸収する際に、大豆イソフラボンそのままで吸収する人と、「エクオール」という成分に変換して吸収する二通りの方がいます。
当然、大豆イソフラボンはエクオールに変換して吸収された方が効率が良く、骨密度の低下を防いでくれたり、更年期症状を緩和してくれたり、何とシワも浅くする作用があるんです!それだけでなく、イソフラボンは乳がんや前立腺がん、脳梗塞、心筋梗塞のリスクも軽減してくれます。凄いですよね。
その違いが正に「エクオール産生菌」という善玉菌の一つを腸内に持っているかいないか、だけの違いなんです。
このエクオール生産菌を持っている人と持っていない人との違いは、やはり子供の時から大豆をしっかり食べているかどうかの違いや遺伝的な事もあるのでは、とまだ研究途中のようです。
欧米人に比べて日本人はこの「エクオール産生菌」を持っている人は多いのですが、若年層になるほどその割合が少なくなっているそうな。やはり食生活の影響でしょうか。
*エクオール産生菌を持っている方は圧倒的に骨密度が高くなっています。
*名古屋大学発ベンチャー Heaithcare Systemsより
学問としても腸内細菌の研究はまだまだ途上であり、常識も変わる可能性は多々ありますが、腸内細菌が人の健康にとって超大切というのは本当のようです。
そして、健康のために『ヨーグルトや○クルトを毎日採るようにしてるよ!』そんな方も多いと思います。
しかし一度バランスの崩れた腸内環境を正常に戻すには残念ながらヨーグルトに含まれる善玉菌だけでは追いつかないケースがほとんどです。
しかもヨーグルトに含まれる乳酸菌は腸内に留まる力がないので、毎日摂る必要があります。
ヨーグルトに含まれる脂質は100g(1カップ)で3.2gと多く、脂質と糖質を含むヨーグルトを毎日摂り続けると健康上、別の問題が出てきます。
という事で、実は昔からの日本の伝統食。味噌やお漬物、納豆、醤油などに含まれる乳酸菌を毎日摂るのが腸内環境を整えるのには適しているのです。和食って本当に凄いんですね。
但し・・・、味噌もお漬物も工場で作られた市販の物には乳酸菌はほぼ無いので手作りが理想です。
それは無理・・でも腸内環境は整えたい!という方にはやはり「腸内サプリ」がお奨めですが、長くなるので今日はここまでです。
次回をお楽しみに。