夏が来る前に知っておきたい「汗」のこと
2016年05月23日

夏が来る前に知っておきたい「汗」のこと

気温もどんどん上がり夏も目の前ですね~今日も暑いです!

「肌細胞のデトックス」Sarah スタッフの少路です。

そんな今日は夏場には避けて通れない?

についてのお話しをしたいと思います。

女性にとって夏場の汗は
服に汗染みを付け、メイクを崩し、臭いも気になる・・・、
いや~な存在と思われがちです。

みんな涼しい顔をしているなか、自分だけ汗だくだと恥ずかしかったりもしますよね。

しかし皆さんもご存じの通り、汗は体温調節になくてはならないものです。

汗腺を持っているのは哺乳類だけで、
そのなかでも汗をかくことによって体温調節するのは
人間とウマくらいなのです。

人間は汗腺を発達させることで、
他の生物よりも上手に体温調節ができるようになりました。
もし汗が出なくなれば、まともな生活ができなくなってしまいます。
最近、上手に汗をかけないお年寄りが熱中症で亡くなられる事からも
汗の大切さが解りますよね。

そんな汗にも大きく分けて3種類あります。

温熱性発汗体温を調節するためにかく汗のこと)
運動した時や暑いときに発汗します。
この汗をなかなかかけない人は熱を外に逃がすことが出来ず、
体温のバランスを崩してしまう事があります。
理想的な汗は全身からまんべんなく発汗することです。

精神性発汗緊張や興奮することによりかく汗のこと)
大人数の前でのプレゼンや、アクション映画を見たときなど
精神的な理由が原因で発汗します。
手のひらや足の裏などの局所的な汗をかくことが多いです。

この局所的な汗をかくのは、人が狩りをしていたときの名残だそう!
緊張で手のひらや足裏を湿らすことで、指の感覚を鋭くして、
物や地面をつかみやすくしていたそうです。
緊張した時にかく手汗にも意味があったんですね~

味覚性発汗
カレーや激辛料理など、辛いものを食べた時にかく汗。
とくにおでこなど顔からの汗がでます。

見ただけで汗だぐになりそうなラーメン!

汗が出るのは生理現象であり、
むしろ汗をかかないほうが人体にとっては問題。
とは言っても、化粧崩れはまだ直せるとしても
汗ジミやましては「臭い」だけは「乙女」としては気になりますよね~。

ご自分の汗の臭いが気になったら・・・。

1、疲れ・ストレスをためない
疲労と汗の臭いは無関係のように思えますが、
実は疲労がたまると、肝臓のアンモニア解毒作用が弱くなり、
汗にアンモニアが多く混ざるようになり、臭いの原因となります。
また、体の疲労だけでなく、
精神的なストレスも汗の臭いには大きく影響します。
なぜなら、ストレスがたまることによって、汗の成分でもある血液の循環が悪くなり、汗腺機能も弱まります。
そのため余分なものを含んだドロドロの汗をかくようになてしまうのです。

2、食生活を見直す
現代の欧米化された食生活では、中性脂肪や動物性脂肪、脂肪酸などの
脂肪成分を過剰に摂取しています。
脂肪成分は汗腺を刺激し、汗や臭いを助長させてしまうのです。

外食やファーストフードを控え、臭いを抑制する効果があると言われている
ビタミンAやEが多く含まれている食品を積極的に摂りましょう。
〈ビタミンA〉・・・モロヘイヤ、にんじん、ほうれん草、ブロッコリー
〈ビタミンE〉・・・アーモンド、かぼちゃ、納豆、アスパラガス

辛い食品、にんにくなどの香りの強い食品、アルコールの大量摂取は、
体温が必要以上に上昇し、汗と一緒ににおいの成分が毛穴から分泌されてしまいます。
文字通り「臭い」人となりますので、ほどほどに。

3、こまめに拭く、着替える
上記の食生活や疲れ等が原因で汗に臭いが混じるケースはありますが、
本来健康体なら汗はほとんど無臭なのです。
時間がたって菌が繁殖することによって
あの嫌~な臭いが発生するのです。

汗をかいてもこまめに拭いたり、着替えたりできれば
汗臭さとは無縁なのですが・・・。
(かいた瞬間の汗が臭う場合は要チェック!)

「そんなことしなくても制汗剤でシューっとやったら臭いも大丈夫!」
という方の為に次回は制汗剤について書きたいと思いますので
良かったらまた読んでください。