皮膚がんになる!?赤ちゃんからの日焼け止めクリームは必要?
2017年04月19日

皮膚がんになる!?赤ちゃんからの日焼け止めクリームは必要?

「細胞のデトックス」Sarahスタッフの少路です。

すっかり春らしくなり、汗ばむ日も出てきましたね。

春先になると気になるのがやっぱり『紫外線』

今回は子供の日焼け対策についてお話しします。

 

 

最近は「赤ちゃんの時からしっかり紫外線対策をしよう!」

という風潮です。

ベビー用などの日焼け止めクリームも多く販売されています。

育児書やインターネットの情報を見ても

『デリケートな子供の肌を守るために日焼け止めは塗ってあげよう』

『紫外線のダメージは幼い頃からどんどん蓄積されていき、浴びすぎると、
シワやシミ、皮膚ガンなど、様々な病気を引き起こす恐れがある』

と言われています。

 

 

果たしてそうなのでしょうか?

まず子供の肌がデリケートなのは事実です。

 

肌の一番表面の角質層は大人の三分の一から二分の一しかありません。

また皮脂の分泌量が安定していないため肌のバリア機能が不十分です。

だからと言って、日焼け止めクリームを塗ることが子供の肌を守る事に繋がるのでしょうか?

 

ベビー用や低刺激のUV化粧品は、さすがに紫外線吸収剤を使っているものは少ないですが、

合成界面活性剤合成ポリマーはしっかり入っています。

人気があるのは塗りやすい乳液状ですが、

乳液は水分が多いため合成界面活性剤や防腐剤の量が多くなります。

そういった物を日常的に使っていると、デリケートな子供の肌にはとても負担です。

デリケートな肌を守るために、肌に負担になるものを塗っているという矛盾が生じていますね。

 

『でも将来シミになったらかわいそうだから』

これは肌の理論から言うと『??』です。

正常な肌ならシミの原因となるメラニンがある基底層から

表皮まで28日周期でターンオーバーします。

子供ならもっと早いです。

昔浴びた紫外線がもとで20年、30年後にその時のシミが出来るとは考えられません。

もしそれが事実なら、元野球少年・少女は全員シミだらけのはず!です。

「昔紫外線浴びすぎたから・・」とシミの言い訳にするのは間違いです。

 

 『でも今はオゾン層が壊れて紫外線が強くなっているから昔より危ないんじゃ?』

確かにそうです。

但し、日本人は黄色人種なので皮膚がんになる確率は非常に低いのです。

 

※国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター がん登録・統計より

こちらは死亡数予測ですが、皮膚がんでの死亡者は癌で亡くなる方の4%ほどです。

 

紫外線対応策の先進国オーストラリアでは

サンスマートプログラムというものが導入され

子どもへの紫外線予防指導に力を入れています。

『スリップ・スロップ・スラップ・ラップ(Slip, Slop, Slap, Wrap)』

というスローガンを合言葉に徹底した対策がとられています。

長そでのシャツを着よう! (Slip on a long sleeved shirt!)
日焼け止めを塗ろう! (Slop on some sunblock!)
帽子をかぶろう! (Slap on a hat that will shade your neck!)
サングラスをかけよう! (Wrap on some sunglasses!)

という意味です。

 

そう聞くと日本はまだまだ遅れてる!しっかり日焼け対策しなくちゃ!

と思いますが、これはオーストラリアでの話

もともと南半球は北半球よりも紫外線が強く、

なかでも大陸上空のオゾン層が薄かったり、穴が空いたりしていることから、

オーストラリアが世界で最も紫外線が強い国と言われています。

それに加えて原住民のオーストラリア人(アボリジニ)ではなく、

植民地化して移り住んできたイギリス人たち白人が皮膚がんになっています。

もともと白人はメラニン色素が少なく、紫外線の影響を受けやすいのです。

 

もちろん紫外線を浴びすぎるのは危険ですが、

日常生活でそんなにオーストラリアにいる白人並みに神経質になる必要もありません。

最近は極端に紫外線を避ける傾向があるために

くる病が増加していると言われています。

太陽を浴びることによって作られるビタミンD欠乏が原因の一つとされています。

少しの時間なら日に当たることは決して『悪』ではないのです。

 

 

炎天下で長時間遊ぶ場合など一時的に日焼け止めクリームを使用するのもいいと思いますが、

日常生活で毎日のケアとして必要でしょうか?

肌に優しいとうたっている日焼け止めクリームでも

多かれ少なかれ肌に負担がかかります。

『紫外線による害』だけでなく

『日焼け止めクリームによる害』

状況によってどちらのリスクを取るのか良く考えてから使用して下さい。

 

むしろ、

コンクリートよりは草むらの場所で遊ばせる(反射日光が全く違います)

長袖や帽子をかぶらせる

日陰のある場所を選ぶ

外出の時間を考える

日焼けのダメージから回復出来る栄養をしっかり摂る。

日焼け止めクリームに頼ってそういったケアをなおざりにするのはいかがなものかと思います。

これは大人も同じですね。

 

 

 

 

 

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