少年犯罪と砂糖
2016年02月27日

少年犯罪と砂糖

細胞が喜ぶスキンケア Sarah スタッフの少路です。

先日はチョコレートや砂糖の害についてお伝えしましたが、チョコレートの甘くて怖~い罠
更に興味深い実験の話をご紹介します。

以下引用させて頂きました。

バージニア州の少年院に収容されている囚人を対象に
白砂糖の摂取を減らしたグループと普通食のグループの
それぞれの行動の変化を調べた。

砂糖を減らす対策として、
「清涼飲料水や炭酸飲料水を100%ジュースに変える」と
「砂糖の多いデザートとスナックをやめて、
代わりに新鮮な果物や種実類、野菜などにする」
を実施した。

この実験を行ったカリフォルニア州立大学の
シュテフェン・ショーエンセーラー博士によると、
砂糖の摂取を減らしたグループは普通食のグループに比べ、
反社会的行動が低下(46%減)した。
このうち特に変化が見られたのは、
暴行(82%減)、盗み強盗(77%減)、
命令への服従拒否(55%減)だった。

さらに、カルフォルニア州、ワシントンDCなどの12の少年院、
計8000人余で同様の調査が行われたが、
この大掛かりな調査でも反社会的行動の47%減という改善結果が出た。

この因果関係をさらにはっきりさせるためにショーエンセーラー博士は
5つの州の少年院の少年たちの食事の栄養成分などを分析した。

結果は、最も凶悪で凶暴な少年達の食事に明らかに不足していたのは、
ビタミンB1、ビタミンB群、そして、カルシウム、マグネシウム、
亜鉛、鉄などといった多くのミネラル群だった。

砂糖を過剰摂取すると、血糖の急増を防ごうとインスリンが大量に
分泌され、かえって低血糖になって「攻撃的になる」「イライラする」
「落ち着かなくなる」ことが犯罪に繋がると考えられる。

それに加えて砂糖の過剰な食事には前述のようなビタミンや
ミネラルが不足し、脳の神経細胞が正しく機能しなくなったために、
少年達が犯罪を重ねるようになったのだ。
アメリカでは、このような調査が行われている。

そしてそのすべてで「栄養が非行に影響を及ぼしている
食事バランスガイド」という結果が示唆され、全米多くの
少年院が食事プログラムの改善を実施するようになった。

「病気になりたくない人はこうしなさい!」山田豊文 著

非常に興味深いデータですね。
若者の非行原因には栄養不足が関係しているようです。

これはアメリカでの実験ですが
食の欧米化が進んでいる日本でも同じことが言えるでしょう。

カロリーはあっても栄養がない
そんな食べ物で溢れています。

また、砂糖の弊害は、いくら食事で栄養を摂っても
エネルギー変換されるためにその栄養素奪ってしまう事です。
特にビタミンB1は砂糖を分解するために必要です。
ビタミンB1不足はウツや疲労、貧血などの症状をもたらします。
また、カルシウムなどのミネラルも血管や骨から奪ってゆきます。
怖いですね!

そんなものを幼い頃から食べ続けると、
体や脳へのダメージが大きいのですね。
今の子供が転んだだけで骨折するのも、
砂糖の過剰摂取が関係しているかもしれません。

ちなみに身近にある飲み物だけでもこんなに砂糖が含まれています。

コーラの砂糖の多さは有名ですね

 

はちみつレモンも角砂糖19個分!

大人も好きな午後の紅茶も角砂糖9個分!

身体に影響がでるばかりでなく、
精神面にも大きな影響がでる可能性がある砂糖。
摂取量を抑えるためには
市販のジュースやお菓子を避けるだけでなく、
レトルト食品やインスタントフードなどにも何がどれだけ入っているのか分かりません。

なるべく安全な材料で自分で作るのが一番だと言えます。

私達は自分が食べたものでできています。
身近にお子様がいらっしゃる方は、特に気を付けてあげてください。